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BLOGよくわかる解体工事ガイド

解体工事に必要な届け出一覧|自分で申請すれば節約できるポイントも紹介

解体工事に必要な届け出一覧|自分で申請すれば節約できるポイントも紹介

最終更新日:2026年10月

はじめに

こんなお悩みはありませんか?

✔解体工事にどんな届け出が必要か知りたい

✔施主が出すものと業者に任せるものを知りたい

✔手続きの費用を少しでも節約したい

⚠ 施主に義務がある届け出もあります
多くは解体業者がまとめて対応しますが、なかには施主(発注者)が義務を負う届け出もあり、出し忘れると罰則を受けることもあります。

とくに大切な2つの期限

建設リサイクル法の届出

着工7日前まで

床面積80㎡以上は施主が届け出

建物滅失登記

解体後1か月以内

自分で申請すれば費用を節約

この記事では、解体工事に必要な届け出を一覧で整理し、それぞれの期限や提出する人、自分で申請して費用を節約できるポイントを紹介します。

解体費用の相場は、こちらの記事でまとめています。
(関連記事:「家の解体費用の相場はどれくらい?内訳や安くする方法をご紹介!」)

この記事でわかること

  • ✔ 解体工事に必要な届け出の一覧と期限
  • ✔ 施主がやること・業者に任せられること
  • ✔ 届け出を忘れたときの罰則
  • ✔ 自分で申請して費用を節約できるポイント

解体工事に必要な届出一覧

この章のポイント「誰が」「いつまでに」出すのかを、まず全体でつかみましょう。

解体工事の届け出スケジュール(名古屋市の場合):着工の14日前まで 特定粉じん排出等作業実施届出、着工の7日前まで 建設リサイクル法の届出・特定建設作業実施届出、着工の前 石綿事前調査結果の報告・建築物除却届・道路使用許可・ライフライン停止、解体後1か月以内 建物滅失登記

届け出出す人期限おもな対象
建設リサイクル法の届出発注者(施主)着工の7日前まで床面積80㎡以上の建物の解体
建築物除却届工事をする業者着工の前床面積10㎡を超える建物の解体
道路使用許可工事をする業者着工の前(処理に約1週間)道路に車両や資材を置く場合など
特定建設作業実施届出元請業者作業開始の7日前までブレーカーなど指定の機械を使う作業
石綿事前調査結果の報告元請業者工事の前床面積80㎡以上の解体など
特定粉じん排出等作業実施届出発注者(施主)作業開始の14日前までレベル1・2のアスベスト除去など
ライフラインの停止施主解体の前電気・ガス・水道・電話など
建物滅失登記建物の所有者解体から1か月以内登記されている建物すべて

※提出先や細かい条件は自治体によって異なります。ここでは名古屋市の例をもとにしています。

解体工事に必要な届出の書類のイメージ

建設リサイクル法に関する届出

床面積の合計が80㎡以上の建物を解体するときは、建設リサイクル法にもとづき、発注者(施主)が着工の7日前までに届け出る必要があります。名古屋市では、工事の種類に応じて市の担当課に提出します。

届け出の前に、元請業者は分別解体の計画などを書面で発注者に説明することになっています。届け出は委任状があれば業者が代わりに行えますが、届け出の義務を負うのは施主のままなので、提出の控えを受け取って確認しましょう。

参考:名古屋市:建設リサイクル法の届出先

建築物除却届

床面積が10㎡を超える建物を解体するときは、建築基準法にもとづき、工事をする業者が着工前に「建築物除却届」を提出します。通常は業者が行うので、施主が手続きする必要はほとんどありません。

参考:名古屋市:建築物を除却する場合

道路使用許可申請

工事車両を道路に止める、足場や資材が道路にはみ出す、といった場合は、管轄の警察署で道路使用許可を受けます。愛知県警察では手数料2,500円、許可が出るまで約7日が目安とされています。通常は解体業者が申請します。

参考:愛知県警察:道路使用許可、通行許可等の申請手続き

道路使用許可申請のイメージ

ライフラインの撤去

解体の前には、電気・ガス・電話(インターネット)などの契約先に連絡し、停止と引込み線・メーターの撤去を依頼します。これは施主が自分で連絡するのが基本です。

POINT水道はすぐに止めないで

解体工事中は、ほこりを抑えるための散水に水道を使うことがあります。水道の停止・撤去のタイミングは、解体業者と相談して決めましょう。

建物滅失登記申請

建物を解体したら、建物の所有者が1か月以内に法務局へ「建物滅失登記」を申請します。正当な理由なく申請しないと、10万円以下の過料の対象になります。

必要なもの入手先
登記申請書法務局の窓口・ホームページ
建物滅失証明書解体業者が発行
解体業者の印鑑証明書・資格証明書(会社の登記事項証明書など)解体業者から受け取る
建物の場所がわかる地図など住宅地図などを用意

※必要書類は事情によって異なる場合があります。事前に管轄の法務局で確認してください。

自分で申請する方法や必要書類は、こちらの記事でくわしく解説しています。
(関連記事:「建物滅失登記とは?自分で申請する方法・必要書類・費用をわかりやすく解説」)

特定粉じん排出等作業実施届(アスベスト除去の届出)

吹付けアスベストなど、レベル1・2のアスベストを除去する工事では、発注者が作業開始の14日前までに届け出ます。名古屋市では区役所の公害対策担当が窓口です。

アスベストの調査や除去の流れは、こちらの記事でくわしく解説しています。
(関連記事:「解体工事で建物にアスベストが使われていたら?除去の流れや費用目安を紹介」)

自分で申請すれば節約できるポイント

この章のポイント施主が自分でできる手続きは、費用の節約につながります。

手続き自分でやるとポイント
建物滅失登記土地家屋調査士への報酬がかからない書類がそろえば、法務局の窓口や郵送で申請できる
ライフラインの停止業者への手配費用がかからない各社に電話やWebで連絡するだけ

建物滅失登記を土地家屋調査士に頼むと報酬がかかります。日本土地家屋調査士会連合会の2025年の調査では、建物滅失登記の報酬の平均は約5万円でした。自分で申請すれば、この費用を節約できます。

※報酬額は事務所や建物の状況によって異なります。

一方、道路使用許可や建築物除却届などは業者が行うのが一般的です。工事の内容とセットで進める手続きは、業者に任せたほうがスムーズです。

見積もりに手続きの費用が含まれているかは、内訳で確認しましょう。
(関連記事:「どう見る?解体工事費用の見積もり|内訳の見方や追加費用項目を紹介」)

届け出を自分で申請して費用を節約するイメージ

注意!届出を怠ると罰則が課されることも…

この章のポイント届け出を忘れると、施主が罰則を受けることもあります。

届け出違反したときのおもな罰則
建設リサイクル法の届出20万円以下の罰金
建築物除却届50万円以下の罰金
道路使用許可3か月以下の拘禁刑または5万円以下の罰金
特定粉じん排出等作業実施届出3か月以下の拘禁刑または30万円以下の罰金
建物滅失登記10万円以下の過料

※2025年6月1日から、「懲役」は「拘禁刑」に変わりました。

⚠ 「業者に任せたから大丈夫」は要注意

  • ・委任状で業者に代行してもらっても、届け出の義務を負うのは施主のままです
  • ・提出された届け出の控えを受け取り、日付と内容を確認しましょう
  • ・滅失登記は解体が終わったあとの手続きなので、忘れないように注意

近隣への挨拶も忘れずに

この章のポイント届け出とあわせて、近所の方へのあいさつも大切です。

解体工事では、音や振動、ほこりが出ます。着工の1週間ほど前までに、工事の期間・作業時間・連絡先を伝えておくと、トラブルを防ぎやすくなります。業者と一緒にあいさつに回ると安心です。

(関連記事:「解体工事で隣の家からクレーム?発生しやすいトラブル例と対処法」)

よくある質問

Q届け出は全部自分でやらないといけませんか?

Aいいえ。多くの届け出は業者が代行したり、業者自身が出したりします。施主が自分でやることが多いのは、ライフラインの停止と建物滅失登記です。

Q建設リサイクル法の届出は、80㎡未満なら不要ですか?

Aはい。届出が必要なのは、床面積の合計が80㎡以上の建物の解体です。ただし、アスベストの事前調査など、ほかの手続きは必要です。

Q滅失登記を忘れるとどうなりますか?

A10万円以下の過料の対象になるほか、土地の売却や建て替えの手続きで困ることがあります。解体が終わったら早めに申請しましょう。

まとめ

この記事のまとめ

  1. 解体工事には、着工前から解体後までいくつもの届け出が必要
  2. 建設リサイクル法の届出(80㎡以上)とアスベスト除去の届出は、施主に義務がある
  3. 業者に代行してもらっても、義務者は施主のまま。控えで提出を確認する
  4. 滅失登記とライフラインの停止は自分でもでき、費用の節約につながる

解体工事をお考えなら建商へ

届け出で困らない4つのコツ:工事の2週間前には業者と打ち合わせ、建設リサイクル法の届出は委任状で代行、電気・ガス・水道・電話の停止は早めに、解体後1か月以内に滅失登記

建商では、解体工事に必要な届け出の準備から工事後の書類のお渡しまで、施主さまが迷わないようにご案内します。「どの手続きが必要?」「自分で何をすればいい?」といった疑問も、お気軽にご相談ください。

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